『主尋問』




B 勇士との会話(残業とお金・体調)
 

その中で、陳述書の中にもありますように、残業代の話を聞いたことがありますか。
 
はい、あります。


どういった話を聞きましたか。
 
まあ、うちの係の仕事が残業が・・・・・、もともと上段君がやっていた仕事というのは勤務体系が3組ニ交替という昼勤、夜勤。引継ぎがある。その一つの仕事に対して一人ですべてやるというものではなくて引継ぎで仕事をこなしてたというものに対して、ソフト検査の場合は、そのソフトに対して担当者がついて、最初から最後まで面倒見るという形になるんですけれども・・・・・、すみません、分からないです。


まず簡単に、じゃ、順番を追って聞きますけれども、上段さんの残業の話を聞いたのは、それもあなたが作業を手伝っているときのことでしたか。
 
はい、そうです。


作業を手伝っているときでよろしいんですか。
 
ああ、残業を、そうですね、最初に聞いたのは、ソフト検査のほうに来たときですね。係のほうに応援に来ていただいたときに、あいさつの中で、残業できるからうれしいということを聞きました。


その残業ができるからうれしいというのは、どういう意味の発言だったんですかね。
 
先ほども言いましたけれども、もともと上段さんがやっていたのは3組ニ交替で残業ができない勤務形態だったので。で、自分のやっているソフト検査というのは最初から最後までやるということで、日程を与えられて、まあ残業をやろうと思えばできてしまう、そういう意味で・・・・・。


残業をやろうと思えばできてしまう仕事なので。
 
まあ、それでうれしいということになります。


と、その中で、お金を稼ぎたいのでということも出てきたわけですか。
 
はい、そうです。


その話は、先ほど最初にあったのはソフト検査に来たころだということなんですが、そういった話は普段の会話の中でも何度か出てきてたんですか。
 
そうですね。


じゃ、そのソフト検査は残業ができるのでうれしいという話があったわけですよね。
 
はい。


それとは逆に、その3組二交替の一般検査は、しんどいというような話というのはなかったですか。
 
それはないですね。自分も一時経験しているんですけれども、それはありません。


例えば、上段勇士さんが一般検査で昼夜逆転の生活になって体調がおかしくなったとか、体がだるいとか、そういう話を上段さんから聞いたことはなかったですか。
 
ないです。


全く、それは1度もなかったですか。
 
はい。



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