『主尋問』




D クリーンルームでの勤務と体調(視力低下・偏頭痛・食欲不振)
 

あなたのクリーンルームでの勤務は、あなたの体に何か影響を与えましたか。
 
まず、視力が落ちました。


視力はどこから、どれくらい落ちたんですか。
 
視力は1.5あったのが0.6に落ちました。


ほかにどういう影響がありましたか。
 
ほかには、もう体のリズムはとにかく狂いました。常に一定の光の中、一定の温度の中にいますので、体のリズムは狂います。


クリーンルーム内では検査員は立って仕事をするんですか、それとも、座って仕事をするんですか。
 
クリーンルーム内で検査員は座ることは許されませんので、立って仕事をします。


そのステッパーの横に椅子があるんじゃないんですか。
 
ええ、椅子はありますが、検査とはまた別に、リーダーから椅子は使用してはいけないというのを製造の方から注意されたということがありましたので、椅子は使用してはいけないことになってました。


じゃ、椅子はあったけれども座っちゃいけないということですか。
 
座ってはいけないということになります。


座っていいときはあるんですか。
 
書類を書くときはいいでしょうが、基本的に、もう、それは立ってやるものです。


検査員はどれぐらいの時間、長さですけれども、立ったままでいないといけないんですか。
 
勤務中、クリーンルームに入っている間は立ってなきゃいけません。


それは勤務時間中、原則としてずうっとという意味ですか。
 
そうです。


具体的には何時間ぐらい立ちっ放しになるんですか。
 
具体的には11時間の間の休憩時間を除いた部分、すべてになります。


それほど長時間立ったままだということになると、体の疲れというのはどういうような感じになりますか。
 
もちろん、体は疲れます。


あなたはニコンのその勤務において、何か体に症状が出たりとか、あるいは、不調というのは何かありましたか。
 
まず頭痛、不眠も出ましたが、まず偏頭痛が出ました。


その偏頭痛というのは、どのようなものなんですか。
 
最初のうちは薬で何とかごまかしましたが、もう我慢できないくらいの偏頭痛というのも出ます。


どこがどのように痛むんですか。
 
目の上が、まあ片方の目の上がずきんずきん痛くて、動けないような頭痛になります。


あなたはその偏頭痛の原因は何だというふうに考えていますか。
 
今考えれば、うつ病の外的症状、身体的症状と思います。


その偏頭痛になって、あなたは何かの対策といいますか、対処はしましたか。
 
はい、日赤深谷病院へ行きました。


日赤深谷病院に行ったのは、いつごろのことですか。
 
これはお盆前だったので6月だと思います。


いつの6月ですか。
 
これは平成10年になると思いますが。


あなたが偏頭痛で日赤深谷病院で診てもらったときに、ほかのどんな身体的症状がそのときありましたか。
 
身体的症状と言えば・・・、


あるいは体の不調でも構いませんが。
 
体の不調と言えば、食欲がなくなる、まあ、とにかくだるい、食欲がなくなる。意欲がなくなっても義務感にとらわれて何か作業をしなきゃいけないという感じになりますね。




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