『主尋問』




H ソフト検査(初歩的なデータ取り)
 

(乙第56号証)を示す。
これは、ニコン熊谷製作所のMさんが、人事のYさんに対して出した報告書なんですけれども、中身としては、別添1というところに、上段さんがソフト検査の実習をしているときに発信したメールの内容を書いています。そして、別添2として、これに対してOさん(証人)自身が、返信したり送信したりしているメールなんですけれども、別添2のあなた自身のメールの内容を見て、今でもこれに記憶がありますか。
 
見れば分かります。


例えば、別添2の@というのは、今これを見ると、どんなことが行われていたという記憶になりますか。
 
■ソフトの仕様で、こういう動作をしますよということを教えています。


それから、別添1のほうをざっと見ていただきたいんですけれども、上段さんがやっておられた作業の内容を、あなた自身、このメールの内容から分かりますか。
 
ここにある内容は、まあデータ取りの中で分かる内容になります。


このメールを見る限り、上段さんがやっていた作業というのは、データ取りではないかということですか。
 
そうですね、データ取りで分かります。


抽象的な聞き方で恐縮なんですけれども、このメールでなされているやり取りというのは、ソフト検査の中で、レベル的には高いものなのか、それとも初歩的な話なのか、その点はどうですか。
 
そこに書いてある内容は、初歩的なことですね。


(乙第18号証の2)を示す。
これの1枚目の左上半分に、1999年2月5日に、O、上段と書いてありますよね。

 
はい。


あなたは、このとき一緒に上段さんと作業をしたと、そういう趣旨でしょうか。
 
はい、装置の前に一緒にいました。


そのときの様子なんですけれども、上段さんの様子、大変疲れているようだったとか、その辺の様子は、あなたは今記憶していますか。
 
そういうふうには見えなかったんですけど、よく覚えていないです。


大変疲れてやせこけていたという印象は、今少なくとも残っていないというふうに聞いていいですか。
 
それはないですね。




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