今後の裁判日程





【控訴審、第14回口頭弁論】平成20年7月1日(火)午後1時30分、808法廷
 

勇士の父の証人宣誓から始まりました。
尋問は、(1)原告30分 (2)アテスト 30分 (3)ニコン 15分 (4)補充尋問(裁判官など) の順に行なわれました。

【 (1) 1:33から30分間。 原告側代理人 川人博弁護士】
離婚後の本人の住所を戸籍附表から質問していきました。
最初に身を寄せた箇所のままにしていた理由は、人に移転先を知られたくなかった。
さらに次の住所となっている場所について質問。実際に寝泊りしていた所と違う住所を厚意で登録させてもらったことを確認。給料支払いの関係で住所が必要だった。
現実の寝泊り場所は仕事上の仮住まいを利用していたことを確認。その当時の仕事は夜半から早朝にかけてと、夕方にかけてすることが主であった。

やがてその仕事を辞めた理由。厚意で住所登録をしてくれた人物がその会社を退職したので、自分も退職する。
その後、熊谷市の会社に世話になる。勇士が死亡してから1年以上たっていた。当時は勇士と関わりのある地とは、まったく知らなかった。この地への紹介は、勇士の父の知人であった。

その後、消息を聞きつけた母親の手紙を受け取る。年老いた母からの切々とした内容の手紙だったので、鹿児島に戻った。その時に、母親から勇士の死亡を知らされる。なぜ亡くなったのか詳細は分からなかった。母親は詳しくは何も言わなかった。
勇士について、別れた相手に聞いていいものかどうか、気軽に聞くことは出来なかった。そのうち、兄弟の子(甥)から原告の作成しているホームページを印刷したものをもらった。私自身はインターネットとかはまったくやらない。
平成17年3月31日の判決は、母親から聞いて知った。南日本新聞に大きく載っていた。

平成18年2月20日の数日前に、突然のり子さんから連絡を受けた。勇士の件で弁護士さんの話を聞いてほしいというものだった。
平成18年2月20日、上京し川人法律事務所に出向いた。説明を受け、遺産分割の書面に署名・押印をした。

離婚の原因は私の借財と思います。
債権者は自宅に来なかったし、のり子さんの職場にも行かなかったと思う、のり子さんからも聞いていなかった。
(債権者は)家にも来ていないのだから、勇士の前にも来ていないはず。
私が借りていたのは、テレビコマーシャルで出てくる町の金融です。

【 (2) 2:03から30分間。(株)アテスト代理人 粕谷誠弁護士】
離婚の原因について。原告は甲96で、(あなたは)学生時代から借金していると言っているが? マージャンのことをさしているのでは。
(原告とは)学生時代からの付き合いか。はい。
あなたは何科?国文学科。
離婚は調停だったのか。 いいえ。
のり子さんにマンション以外に渡したものは?
マンションの持分全て。

離婚当時の借財は? 60万円。
離婚後に返しましたか? 返済してない。
(離婚後、最初の世話になった場所から)転々としたのは? 誰にも知られたくなかった。
父親の葬儀は出席した?(私は)出席した。妻子は子が小さかったから出席しない。
離婚後に帰省は? 一切なし。
実家の固定電話はそのまま変わりなし? のり子さんは知っていた。

(便宜上、住民登録をしてくれた)お宅には住んでいない? 住んでいない。
仕事上の仮眠所を利用していた。鉄パイプ2段ベット。その頃は携帯電話は持っていなかった。
この職場をやめる頃に合わせて、転出届を出している。次の予定地が鹿児島になっている。

(弾劾証拠として、住民票を提示)

粕谷弁護士から、勇士の父による鹿児島へ転出予定としての届出日が、原告がアテストの証拠保全を申し立てた日の前日であるが、証拠保全の申立について原告から連絡を受けて知っていたのではないかと質問があった。

(証人は尋問の意味がよく分からない様子で)よく分かりません。前の所をやめるのに、転出先を決めなくてはいけないので鹿児島ということにした。実際に帰ってはいない。
実際に故郷に帰った日は、はっきり覚えている、翌日に転出届を出した。

(甲168−2)この日に関連しても、「原告が9月26日発行の戸籍の附表を取り寄せたことを知って、その翌日に鹿児島の実家への住所の転入の届出をしたのではないか」と質問されて、尋問の意味を掴みかねる。

 なぜ母親は孫の死を知っていたのか? のり子さんから聞いたと言っていた。母親は詳細なことは聞いていなかった。
亡くなった息子のことをなぜ(のり子さんに)聞かなかった? (別れた相手に)コンタクトを取っていいものかどうか迷った。

 のり子さんからの電話はあなたにかかってきたのか?
母親が普段家にいて取るので、母にかかった。母親は「女の人からだよ」と言って取り次いでくれた。のり子さんから、勇士の件で弁護士さんの話を聞いてほしいと言われた。

【 (3) 2:33から15分間。(株)ニコン代理人 牛嶋勉弁護士】
(甲161) 遺産分割協議書。これは川人法律事務所で? はい。
(甲162) 勇士の父の陳述書。訂正箇所がある、つまり出来上がっていたものに署名・捺印したということ? 
違います。話し合って作成されたものです。
話をして文書が作られたということですか。 そういうことだったです。

のり子さんの電話から上京まで早い、もう用意するものが出来ていた?
考えられるものを全て用意して、上京しました。

勇士が亡くなったことについて。
直接、母親から聞きました。
間接的には? (それまで)一切無かった。母親が最初。
離婚の前まで在籍した会社は? ■■です。
形態は? 社員でした。
給料は? 月額 ●●万

【 (4) 2:45から。 再主尋問 】
原告代理人 川人博弁護士
―勇士の父の、両親の他界の時期を質問。
父親が心臓病で60代で死亡。母がガンで昨年高齢で亡くなった。

裁判所からの補充尋問はなし。

尋問は終了し、続いて証拠調べが口頭でありました。
最後に「これをもって証拠調べ期日終了」と宣言されました。
次回は最終弁論期日・結審と決まりました。(平成20年9/16。火。午後1:30)
ニコンから書面の補充をしたいと申出があり、アテストも同様に申し出ました。
原告もその予定です。

以上です。