控訴審
第9回 口頭弁論イラスト



●開廷前●
午後1:28

係の方が、待合室に確認に来てくださいました。既に皆、傍聴券の抽選に出かけていました。

1:45 抽選から戻った人達がしっかり法廷に入っているので、原告も入廷。係の方が内側に1人、廊下側扉付近に2人いて下さいます。
1:47 係の方「携帯電話は、審理中妨げになります。音のでないよう配慮をお願いします」
1:48 ニコンの牛嶋代理人、原告席に書面を置きに。
1:50 原告側代理人、数人入廷
1:56 アテスト代理人入廷
1:57 証人、証人席近くに移動
1:58 係の方、再度「携帯は審理の妨げとなります。音の出ないようご配慮下さい」
1:59 ニコン代理人、数人入廷(被告のことでも、ちょっとドキドキ。セーフ、1分前)

●開廷●

午後2時、正面のドアが開いて裁判官の入廷です。

廷吏
【廷吏】

「起立を願います」「平成17年(ネ)第2265損害賠償請求控訴事件」
「控訴代理人 川人代理人、被控訴代理人 牛嶋代理人、粕谷代理人」


●開廷中●

裁判長
【裁判長】

今回の裁判から新しい裁判長が任官なさいました。
「本日、証人が決まっています。証人席にお立ち下さい」証人、移動。
「1時間半近く、お尋ねします。宣誓をしてもらうことになります」

廷吏:「全員、起立」
証人:「宣誓。・・(宣誓文の読み上げ)・・」

「双方(被告・原告)から質問しますが、こたえは正面を向いてはっきり言って下さい」
証人:「分かりました」

 

右陪席裁判官
【右陪席裁判官】

今回、右陪席の方だけが当裁判に、続いて関わって下さる方となります。第3回口頭弁論(H18.2/23)イラストで左陪席の方です。

 

左陪席裁判官
【左陪席裁判官】

今回、新しく左陪席になられた方です。傍聴席からみると、向かって右側の裁判官となります。

 

裁判官と書記官
【裁判官と書記官】

壇上は裁判長と左陪席裁判官です。お二人の前にある書類は今回の裁判資料です。証人がこたえる時に必要な書証などを確認しながら進行します。書証は厚くて、たくさんあります。
書記官のお二人は女性です。開廷前から準備をして下さっていました。ここから証人尋問調書の作成が出来上がるんだと思いながら拝見しました。
 

原告側席
【原告側席】

立って質問中は川人弁護士。隣が山下弁護士。その隣は島田弁護士。後ろに見えている方は大森弁護士。その隣に私が座っていました。原告席の机の上も裁判資料でぎっしりです。一つの裁判でもこんなにあるのに、お仕事全体では一体どれだけになるのだろうかと驚きます。
 

〜〜〜証人尋問が終わり、次回の裁判日程・裁判内容も決まりました。
廷吏:「ご起立願います」
裁判長:「・・では、又」(思わず、しっかり頭を下げている人がいました。男性)



●報告会●

前回に引き続き、弁護士会館は希望の人数部屋が確保できませんでした。前回同様、別のお部屋を借りての報告会です。3カ月ぶりのこのお部屋はなつかしい気持ちです。
さっそく証人尋問の話題となりました。「孤食」が自殺親和性であるという点について。川人弁護士が「私も孤食です」と言ったので笑いが起きました。
ご子息(飯窪修平さん。享年22歳)が偽装請負の中で、労災死してしまったご両親とお姉さんが来て下さいました。同じ偽装請負の被害者として傍聴支援が出来たらいいなと思います。詳細はこちら
蛇足で。
今回、上京時に桜を期待したものの、東京はすっかり葉桜でした。そのかわり、新幹線での往復は、それはみごとな桜前線を体験することになりました。上京時には時間とともに車窓は満開に変りました。帰郷する時には徐々に花が地味になっていく、一関に着くころは山がけむったようになりました。硬いつぼみでも、山はうすく色づいてけむります。岩手の桜前線はまだです。こんな体験、できそうで出来ないんじゃないかと喜びました。